TIUストーリー 英語教育




「今朝、電車の向かいの席に座ってる人が寝てたんだ」
信じられない、というようにアロンが首をすくめた。
彼はアルバイトの関係で、キャンパスから二つ離れた駅に住んでいる
「日本ではよく、電車の中で寝てる人を見かけるよね。すごく不思議だよ」
周りのみんなも大きく頷いた。
授業が始まる前の、いつものおしゃべりだ。

日本人の私にとって、電車の中で居眠りしてる人は当たり前の光景だ。
「寝てる人がいるなんて不思議」というほうが、不思議な気がする。

彼らにとっては、街行くみんなが予防のために白いマスクをしている姿も不思議らしい。
「あれは何ですか、ミユキ!? パンデミックかもしれない!」
去年の冬、トゥアンが目を白黒させていた。

このクラスの仲間は、雨が降っても傘を差さない。
小雨と言えないぐらいの雨でも、
「これでOK!」とパーカーのフードを被ってウィンクする。

日本にいながら英語で学び、英語で過ごす毎日。
私は、彼らとの文化の違いを思い知らされ、
改めて、自分の生まれた国「日本」を発見する。
居眠りしている乗客とともに電車に揺られた先にある
インターナショナルなキャンパス。
多様な価値観と刺激に溢れたこの場所が、私の学びのステージだ。

世界中から日本に学びに来た彼らとともに机を並べ、
グローバルスタンダードを身につける。
そして、私は、彼らとともに世界にはばたく。


※ 写真は実在の東京国際大学生ですが、本文とは関係ありません。


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