プロジェクト概要

東京国際大学 地(知)の拠点整備事業 「小江戸まちおこし」グローカル人財育成のための地域連携型教育研究拠点づくり

 本事業の目的は、地域振興=「まちおこし」の担い手となる「グローカル人財」を育成する地域志向型の教育研究体制を整備・充実することです。 大学・自治体(行政)・民間(企業及びNPO等)の3者が連携・協働しながら、連携・協働による指導的「人財」育成を通じ、主体的・自律的に活動するネットワーク組織を作ることを目指します。そのための包括的な活動組織として「川越まちおこしワークショップ (KCD: Kawagoe Community Design)」を立ち上げます。

COCプロジェクトの概要

 本事業では、次の3つの機能を相互に関連させて推進するためのプラットフォームとして「川越まちおこしワークショップ=KCD」を位置付けます。

教育機能 地域の課題を取り上げ、分析し、政策対応のできる人財を育てる。
研究機能 地域連携研究会・ミーティング等を通じて研究・協議を深める。
地域貢献機能 大学が中心となり、行政・民間(企業と市民)・大学の3者間の連携を通じて活動し、
地域の諸種協議会等とも協力して地域の課題解決に向けた活動をする。

「川越まちおこしワークショップ=KCD」を基盤に、地域の課題を次の3つの観点から取り上げます。

 第1に、地域商業・産業の活性化です。これに関しては観光の推進とまちおこし活動で対応します。第2に、川越の文化・歴史的資産等を発掘し「観光資源」として国内外向けに発信することです。これは、地域情報を伝える冊子やパンフレットづくりの活動などで推進します。第3に、「まちおこし人財」育成です。これは、一つには「まちおこし」のリーダー役となり、様々な活動グループのファシリテータとしての役割を担える人財を発掘・育成することです。もう一つには「まちおこし活動」の第一線で活躍できる主体的な人財を育成することです。これを推進するために、「小江戸かわごえ市民塾」という共同の学び・人財交流の場を設け、地域の人財の層を厚くすることとします。これら3つの課題のそれぞれについて、地域貢献活動として、学生が主体的に参加する3つのプロジェクトを設けて活動します。

● CPW科目群
CPW基礎科目 地域志向型の教育および学修の基礎をしっかりと学ぶ 詳しくはこちら
CPWプロジェクト(演習)科目 3つのプロジェクトを推進する実践型の科目
CPW A: 観光振興とまちおこし
CPW B: 地域の魅力を国内外に発信
CPW C: グローカル人財としての地域リーダー育成
詳しくはこちら
CPW指定科目 地域をテーマにした科目、地域志向的な内容の科目 詳しくはこちら

5年間のプロジェクト:2013年(平成25年)〜2017(平成29年)の展望

 当該プロジェクトは5年プロジェクトです。大学・行政・民間の3者連携・協働が「自律的に動く」仕組みづくりを5年をめどに実現して行きます。川越市役所、商工会議所からの「まちづくり」に関する課題をもとに対応方法の提言を行います。引き続き「自律的な」大学・行政・民間の3社連携をめざすべく、「ISO26000」に掲げられている自治体、企業に期待される「まちづくり参画要件」の項目を確認しながら、大学が知の拠点となり、各主体が有機的に社会的責任をはたせるような仕組みづくりを探求してゆきます。

2013年度2017年度

● この事業の特色
教育 CPW科目の設置
地域連携教育分野の科目を
全学カリキュラム講座として整備
地域志向的な教育・学修
アクティブラーニング/
PBLによる人財の育成
地域の課題の発見・分析・
政策対応のできる人財の
育成教育方法の確立
研究 大学・自治体・民間による
主体的・自律的なネットワーク
「川越まちおこし
ワークショップ(KCD)の設置」
さまざまな人々の力を
集結し研究力を強化
地域ニーズへの対応
課題解決のための
具体的な研究成果の公表
社会貢献 大学・自治体・民間の
連携・協働による
持続可能な仕組みの構築
ISO26000要件
充足の支援

社会的責任の組み込みを
実現できる計画の策定
3つのプロジェクトの
実施による地域おこし・
活性化の実現