ご挨拶
倉田理事長 国際交流研究所の使命

2017年3月
東京国際大学 理事長・総長
倉田 信

東京国際大学国際交流研究所(以下、国交研と略称)は、昭和54年(1979年)の開設以来、事務組織を大学の外部に置いていたが、今から9年前に暫定的に早稲田キャンパス内に移転し、2011年4月から大学第1キャンパス内に定めた。
また、国交研の所長は、2年ごとに理事長の指名によってご就任いただいている。高橋宏現学長のあとを受けて、2011年から塩尻和子所長のもとに活動をしている。
国交研は創立以来、38年間にわたり、歴代の所長、関係者によって、その使命を果たしてきた尊い歴史がある。2012年4月には日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(A)(海外学術調査、2012年度から2015年度)の研究拠点に採択された。この科学研究費補助金の支援をもとに国交研の主催によって、計7回の公開講演会を実施している。この科学研究費補助金による研究成果をまとめた大部の共著『変革期イスラーム社会の宗教と紛争』(明石書店、塩尻和子編著)が2016年3月31日に出版された。
さらに、これまで、国交研を側面から支えてきた財団法人昭和経済研究所の存在に感謝したい。昭和経済研究所の活動には、長年に亘る中東地域の・研究を誇る「アラブ調査室」、また栗林純夫教授を中心とする「モンゴル研究組織」などがある。 また「国際戦略研究所」に次いで「日本文化研究所」を開設し、日本文化を世界に紹介する事業へも進出した。
研究部門と並んで、ここ数年、本学はスポーツ振興にも力をいれており、野球・ソフトボール・サッカー・駅伝など、大きな成果を上げている。スポーツを通じた国際交流も、教育・研究における国際交流とともに、さらに進展していくことを期待する。
「公徳心を体した真の国際人の養成」を建学の精神として、国際的にも国内においても、ますます発展する本学において、国交研はこれらの先行する研究機関との連携をはかりつつ、大学名に相応しい汎国際的な組織活動を展開し、学際的な組織として、本学を発信基地に、世界を結ぶ掛け橋として発展することを期待する次第である。