実際に家庭訪問し、訪問先の子どもたちと一緒に話をしたりゲームをして遊んだりしています。
活動を通して一番気をつけていることは、こちらの意見を話すときは、まず相手の話を先に聞いてあげることです。相手の気持ちになって考えて行動することが大切です。私自身人見知りで、初めは訪問先の不登校の子どもとお互い固くなってしまいましたが、会う回数を重ねるごとに、お互いスムーズに打ち解けることができました。そうなれたのは私が比較的近い年齢だったからかもしれません。
活動を通じて感じたことは、コミュニケーションが苦手で、学校でのコミュニケーションがとりづらい子どもだったので、スチューデント・サポーターの活動で、人とコミュニケーションをとる機会を多くしていけば、学校に復学できるのではないかと思いました。
私がスチューデント・サポーターの活動を通して学んだことは不登校の子どもたちに対する偏見がなくなったことです。
コミュニケーションが苦手で学校にいけないだけで、まだまだ遊びたい盛りの普通の子どもです。
社会の認識と実際の不登校の子どもたちとでずれがあるんだなということが実際の活動を通じてわかりました。
スチューデント・サポーターの依頼があった中学校の「さわやか教室」で相談員さんと一緒に不登校の子に限らず、子どもたちの話し相手になったり、相談にのったり、一緒に遊んだりしています(遊びにくる子が結構多いです!)。
活動後、毎回「今日は〜しました」と活動報告をすることにより、自分の活動を振り返っています。
子どもたちと接するときに気をつけていることは「話し相手になることが第一条件」だということです。私たちスチューデント・サポーターはアドバイスなどをするのではなく、まず話し相手になり信頼関係を築いていくことが一番大切だと思います。
中学校に設置されている「さわやか教室」で週一回活動して、学校の生徒たちの話し相手になっています。
私の活動している「さわやか教室」は不登校の子どもたちがよく話しに来たり相談しにきたりするのですが、不登校の子ども同士でもめてしまうことなどもあり、そういった場合にもそれぞれの話をきちんと聞くようにしています。
また、あまり自分から話さない子も多いため、自分から積極的にかかわろうと心がけ、こちらから話しかけるようにしています。
私がスチューデント・サポーターの活動をやろうと思った理由は、このような不登校の子どもたちを支援するボランティア活動をやりたいと思ったからです。そして将来は、スクールカウンセラーという仕事として、この活動を続けたいと考えています。
私は自分自身も不登校の経験があったため、スチューデント・サポーターの活動を通して自分の過去と向きあい、自分の過去ときちんと決着をつけ、将来の活動へつなげていければと思います。