地域連携による不登校予防支援プロジェクト

プロジェクト概要
子供たちを地域社会から孤立させないためのやさしい地域づくりを目指します。

プロジェクトの3つの柱

不登校児童・生徒の支援 ボランティア学生の人材育成 不登校予防プログラム開発とデータベース化

地域社会と子供たちとを、多様なかかわりでつなぐ教育プログラム

多様なかかわりでつなぐ教育プログラム

子どもと社会との架け橋となる「スチューデントサポーター」とは

スチューデント・サポートとは、東京国際大学と川越市の協力により実施している、不登校の未然防止と不登校児童・生徒の学校復帰を支援する学生ボランティア活動のことです。
そこに参加する学生を「スチューデント・サポーター」と呼びます。
スチューデント・サポーターたちは事前にボランティア活動についての研修をしっかり受けています。
また親や教師よりも年齢も近いため子どもたちにとってコミュニケーションがとりやすい存在で、子どもたちと社会との接点になれる大きな可能性を持っています。

主な活動内容として、
・ 家庭訪問による児童・生徒との会話・相談および学習支援
・ 川越市教育総合相談センターや学校の相談室・保健室での会話・相談および学習支援
があります。

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スチューデントサポーターの特長

人付き合いが苦手な不登校児童・生徒に人とかかわることの楽しさを伝える。

学校にいけなくなる子どもたちは、もともと人付き合いが苦手なことが多く、そのままにしておくとますます人と接することができなくなってしまう傾向があります。
スチューデント・サポーターはそのような子どもたちに、人と話すことや人と一緒に時間を過ごすことの楽しさや心地よさを伝えます。
人とコミュニケーションをとるとき、不登校の子どもたちにとっては同世代の友達や、年齢の離れた教員、身近な親でさえ時に脅威的となり、避けたい存在になります。
そんなとき、親でも教員でも友達でもなく、子どもと年齢が近いスチューデント・サポーターが親身になって話を聴くことは非常に大きな意味を持つのです。
つまり、スチューデント・サポーターは、子どもたちにとって学校や社会への復帰の橋渡しの役割を担い、さらに同一化のモデルになる可能性を秘めています。

時には親であり、先生であり、友達であり、兄弟。<br />一人の子どもに多様な人、多様なかかわりを提供する。

不登校の子どもたちとコミュニケーションをとるスチューデント・サポーターには一つの大きな特徴があります。
それは、子どもたちが不登校にいたったいきさつや過去についてほとんど知らず、また、子どもたちと将来にわたってずっと関係していくわけでないということです。
そのことは一見、不登校の子どもたちを支援するためにはマイナスに思われるかもしれません。
しかし、視点を変えてみてみると、子どもたちにとっては、自分の過去も知らず、今後ずっと関わるわけではないスチューデント・サポーターは、なんの制約も受けずに話すことのできる相手なのです。

実際に、家族・教員・友達に見せない顔を、スチューデント・サポーターには見せることは、実際によく見られる光景です。

スチューデント・サポーターとの一時的なかかわりは、子どもたちにとってはとても大切なコミュニケーションの場となり、学校復帰や社会復帰へとつながっていきます。

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学外への活動報告

平成17 年11 月テレビ埼玉「教育スペシャル:スチューデント・サポーター」で、 埼玉県教育委員会の協力によりスチューデント・サポーターの活動内容が紹介されました。
事業の特徴と成果、東京国際大学のスチューデント・サポーター学生の活動実態も放映されました。
また東京国際大学のコーディネーター担当教員が、平成18 年9 月開催日本心理臨床学会(於:関西大学)で「学生ボランティアによる不登校児への支援」として活動を報告しました。

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背景
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