エクステンションセンター資格試験対策講座プログラム 2019
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消防官の職務ガイド実務研修、選択研修、行事その他署長など消防長(指定都市)25係員など副主任など主任など休日と休暇原則4週8休、年次有給休暇(20日)、慶事休暇、夏季休暇、ボランティア休暇、長期勤続休暇家族寮や単身寮単身待機宿舎が都内約70ヶ所、家族待機宿舎が都内約160ヶ所にあります。実務教育実科訓練その他係長など課長など消防長※消防官の昇任は、昇任試験に合格することで決定します。役職が上がるごとに業務権限の範囲が広がり、より広範な業務に携われます。 ※「消防総監」は、東京消防庁の長の職名です。119番通報の受付や、災害通報地点の情報分析、出動部隊編成、消防・救急隊の出動指令などを行います。地域住民の声の窓口であり、消防のブレーン的存在です。災害発生時に、最前線で人命救助を担います。都市災害には特別救助隊(レスキュー隊)、大規模災害には消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)のように、状況に応じた救助活動を行います。建築物の新築・増改築や用途変更の際、消防官が消火設備や防火対策に関する審査・指導を行います。完成後も消防設備の維持管理の確認、火災予防違反などの是正に努めています。消防官として採用されたすべての人が、最初に消防学校で初任教育を受けます。消防行政に関する基礎的な知識、現場活動で必須の消防活動技術、体力や精神力を身に付けるため、その訓練は厳しいですが、同期の絆はその後も続いていきます。ポンプ隊、救助隊、指揮隊の各部隊が連携を取りつつ現場で消火業務を遂行します。日々の肉体鍛錬、消火作業行動訓練の他、部隊員間のチームワークが必要不可欠です。早期処置による救命率向上のため、災害救急センターでは救急医療に精通した救急指導医が24時間体制で勤務し、全救急隊に配置された救急救命士が、救急措置を行います。建築・電気・化学・機械・心理などさまざまな分野の知識を駆使し、火災現場の実況見分や科学分析・鑑定などを行い、様々な角度から火災原因の解明に努めています。消防学校研修内容一覧(「消防学校の教育訓練の基準」より)倫理、法学基礎・消防法、消防組織制度、服務と勤務、理基礎教育化学など予防広報、危険物、消防用設備、査察、建築、安全管理、特殊災害と保安、火災防ぎょ、火災調査、防災、救急、消防機械・ポンプなど訓練礼式、消防活動訓練、救助訓練、機器取扱訓練、消防活動応用訓練、体育などCAREER START消防官の仕事内容指令業務 活動消防の研修制度 消防学校階級と昇任制度救助活動火災予防 活動消火活動救急活動火災原因 調査給与・福利・厚生 [東京消防庁の場合]

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