東京国際大学エクステンションセンター2021年度講座プログラム
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者ではない」と明記されています。よって公務員は「多くの人々のため安定した社会を作り、支えていくために働くこと」が仕事になります。そのためには、昨今の社会情勢の様々な変化に、広い視野で人々のニーズに合わせて対応していくことが求められており、長期的、広域的な計画、事業に関わる仕事をすることができます。このように民間企業ではできない規模の大きい仕事や社会的意義があり、やりがいのある仕事に携わることができ、誇りを持って仕事ができるという魅力があると言えるでしょう。や免職されることはありません。そして仕事の基盤が国、地方であり、公務員の収入は人事院勧告や人事委員会勧告に基づいて決定されるので民間企業のように景気や業績などで基盤や収入が大きく揺らぐことがありません。よって、安定した職業であると言えます。レベルの幅広い仕事ができます。地方公務員の場合、地域内において数年単位での部署の異動があることが多いため、1つの部署に留まることは少なく、様々な仕事に携わることができます。部署によっては海外勤務を行うこともできます。多くの仕事に触れるため、やりがいを感じられる仕事や自分に合った仕事を見つけることもでき、研修制度も充実しており、着実にキャリアを積み上げていくことができます。男女関係なく活躍できる職場積極的な女性の登用が掲げられる中、公務員の職場環境での女性の活躍の場がひろがってきています。出産育児などの女性特有のライフイベントの後でもそのまま職場に復帰をして、障害なく働くことができる環境が整っているのです。また女性の重要ポストへの登用も増加しておりこの先さらに、男女の区別なくそれぞれ個人の能力によって活躍できる職場環境が期待できます。ます。このワークライフバランスの推進に取り組む行政では、公務員の働きやすい職場づくりを積極的に行っています。また産前産後休暇や介護休暇などの各々のライフステージに合わせた制度も充実しており、充実した私生活を送りながら働くことができます。例えば…公務員は妊娠・出産・子育てをしながら働きやすい環境が整っており、夫婦共働きの世帯が増加するという現代に見合った制度が確立されている。女性への支援制度だけではなく、男性に対しても休暇取得を積極的に勧めています。大きなやりがいや誇りを持って仕事ができる日本国憲法15条には「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕安定した職業・収入公務員の地位は仕事の性質上法律で定められています。よって、不当に解雇仕事の幅が広く、スキルを磨くことができる国家公務員は、国民生活に欠かせない幅広い分野の省庁があり、省庁により国家ワークライフバランスを確保できるワークライフバランスとは「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できること」を指し03公務員の多彩な魅力

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