東京国際大学大学院案内2024
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  修士222  課  程国際関係学研究科10学位     修士課程⇒修士(国際関係学)入学定員   修士課程 20名所在地    池袋キャンパス 東京都豊島区東池袋4-42-31メッセージ 本学教養学部に国際学科が設置されたのは、1976年。この学部・学科に基づき本研究科は1984年に開設されました。何れも日本におけるこの分野の教育・研究に新地平を切り拓く役割を担い、そのカリキュラム構成・内容は学内外から高い評価を受け、今日に至っています。 1990年代に入るとそれまでの日本をどう国際化するかとの問題提起に止まらず、グローバリゼーション、IT革命の波が世界を席巻するに到ります。これらの動きは一方で世界の普遍化、統合化を一度は促進します。しかし、他方で異言語・異文化間における摩擦や対立、さらには一層複雑、深刻化した形での新南北問題を引き起こすこととなりました。同時に従来の国民国家という枠組みに基づいた学問体系も大きく揺らぎ、国際関係学研究も新たな局面を迎えることとなります。 グローバリゼーション下における新たな世界秩序が模索されているのであり、国際関係学研究はそのための新パラダイムの構築を求められているのです。大切なのは、国際社会で求められる構想力と問題をとらえる感性です。新たな知の枠組みに基づき、自らのスタンスで問題に切り込む力をこの研究科で養い、未来を切り拓いていくことを期待します。特色 現代国際関係の学問的理解は、国際関係の現実そのものが巨大かつ複雑化し、しかも日々転変を繰り返しているため、容易ではありません。本研究科では、こうした実態の把握とその対応について体系的に学べる新たなパラダイムを展開します。1)現実を分析、洞察する高度の学問的スキルの修得のために、個別指カリキュラム 科目区分A群、B群、C群に属する授業科目のうちのいずれかひとつを「主専攻科目」(研究指導科目)として選定し、当該科目の担当教員から修士論文作成のための研究指導を受けなければなりません。 カリキュラムは、次のような特色を有しています。1)国際政治・国際法・国際経済等の理論研究科目で構成されるA群、導を重視します。2)理論と応用の両面において、総合的・科学的な方法と知識を身につけた専門家を養成します。3)国際関係学を国際政治学・国際法・国際経済学等の諸学問の「束」としてとらえ、これらの理論的研究分野が国際関係の重要な主体である諸国家、諸地域および諸集団に関する実証的研究と連携することにより、国際関係学を一個のディシプリン(学問的方法)として完成させることを目指します。地域研究の諸科目からなるB群、国際関係をメディア・言語の観点から学ぶC群、そして国際実務能力を養成するためのD群から構成され、高度に専門化された諸科目の有機的結合に重点をおいて研究・教育を行います。2)A・B・C・Dの4群から適宜科目を選択し組み合わせることができるだけでなく、修士論文の作成を通じて所期の研究目標が達成される仕組みとなっています。●授業科目授業科目の区分A群 国際関係学専門科目B群 国際地域研究C群 メディア・言語専門科目D群 国際特講演習国際政治学研究A/B政治思想研究A/B国際法研究A/B国際経済学研究A/B国際金融論研究A/B国際開発論研究A/B国際経営学研究A/B国際理解論研究A/B国際協力論研究A/B地域紛争論研究A/B世界環境論研究A/B国際NGO論研究A/B北東アジア地域研究A/Bアジア太平洋地域研究A/B中東地域研究A/Bヨーロッパ地域研究A/Bアメリカ地域研究A/B国際報道論研究A/B放送ジャーナリズム論研究A/B国際広報戦略論研究A/B言語コミュニケーション論研究A/B各2国際実務研究学外実習(Ⅰ)学外実習(Ⅱ)演習Ⅰ・Ⅱ演習Ⅲ・Ⅳ授業科目単位各2各2各2各2各2各2各2各2各2各2各2各2各2各2各2各2各2各2各2各22+22+2国際関係学専攻新パラダイムの構築と世界に飛翔する人材の育成国際関係学研究科International Relations

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