東京国際大学大学院案内2024
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1 修士論文作成のための2 指導方針等科 担当科目研 研究分野内 研究内容著 主な著書・論文2 体験学習を望む声が多いので、箱庭・コラージュ等をはじめ、ていねいなロールプレイを行う。論文指導は、はじめはグループで行い、2年生になってからは個人指導も行う。研 臨床心理学、精神分析的心理療法内 精神的分析心理療法に関する実践に基づいた研究、青年期を中心とした心理的問題や心理的発達に関する研究。研 児童思春期の臨床、描画による心理療法、精神分内 心理療法におけるコミュニケーションの研究、精神分析の視点からマクロレベル、ミクロレベルの現象を研究する。1 青年期を中心とする心理的発達、こころの問題、パーソナリティー、心理検査、心理療法過程と治療関係など、臨床心理学に関連する内容であればとくに限定しない。演習での指導は事例を理解し援助するための精神分析的・精神力動的な視点や感覚を養うことを主眼としているが、修士論文は直接それにそった内容でなくてもかまわない。2 院生自身の主体性・自主性を重視し、あくまで本人の問題意識をもとにして、研究を展開させていく手助けをする。研 家族療法、子どもの臨床、家族心理学内 子どもの心理療法、司法の領域における心理臨床、著 ① 共著「養育者としての男性」ミネルヴァ書房著 成瀬麻夕・堀内聡・坂野雄二(2017). Perceived Criticism Measure日本語版の信頼性と妥当性の検討 認知療法研究, 10(1), 39 – 44.1 人間関係・生活習慣・臨床心理学領域のサポートが強いと思いますが、必ずしも修士論文のテーマと合致しなくても構いません。演習では定期的にレジュメなどの成果物を作成いただき意見交換をする場を設けたいと思います。レジュメの作成のため文献を検索精読するなどの自主学習の時間が必須になります。2 院生さんの主体性・自主性を尊重したいと思います。ご自身の興味関心のあるテーマを深めるサポートをしていければと思います。修士論文作成のための形式・お作法については所定の決まりがあるので細かく確認したいと思います。1 臨床心理学、神経心理学、精神医学、神経科学などの関連分野における科学史的な文献を精読し、ある現象や研究の歴史について詳細な論文が書けるようにする。ただ本を読んで文章を書くのではなく、文献的にデータを収集したり、分析をしたりすることに主眼を置く。2 本格的な文献研究を行うためには、英語はもちろんのこと、他の外国語も積極的に活用する。重要な文献は一緒に精読する。著 ① 『中年期・老年期の臨床心理学』培風館(2009年) ② 『箱庭療法―こころが見えてくる方法』講談社臨床心理学研究科13著 ① 共著『思春期・青年期の臨床心理学』培風館 ② 共著『ライフサイクルの臨床心理学』培風館 ② 共著「離婚と面会交流―子どもに寄り添う制度 ③ 共著 「司法・犯罪心理学」遠見書房(2019年)1 家族の視点を持ちながら子どもの心理発達、親としての成長、夫婦関係が子どもに与える影響および思春期・青年期のメンタルヘルスに関する研究指導を行う。2 院生が、問題意識を持って研究テーマと方法を決定し、主体的に研究に取り組むことをサポートする。著 ① 共著『改訂版 心理学史』西川泰夫・髙砂美樹 ② 共著『流れを読む心理学史』サトウタツヤ・髙研 子どもの臨床、トラウマの臨床、夢・箱庭・描画内 夢や箱庭などの体験過程の問題、プレイセラピー、被虐待児・サバイバーの心理療法、文学や芸術の深層心理学的研究1 臨床心理学的視点を大切にしながら、各自が興味大矢 泰士 教授 科 臨床心理基礎実習、臨床心理査定特論、臨床心理小田切 紀子 教授 博士(心理学) 科 臨床心理基礎実習、臨床心理実習、心理実践実習D・E、家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践髙砂 美樹 教授 学術博士 科 心理学統計法特論ほか研 心理学史、神経科学史内 日本と海外の心理学史、疾病の神経科学史、心理田中 信市 教授 博士(心理学) 科 イメージ療法特論、福祉分野に関する理論と支援の展開、臨床心理学特論、臨床心理実習、心理実践実習Dほか実習、心理実践実習Dほか(2008年)(1997年)学校臨床、異文化適応(2021年)と支援」金剛出版(2020年)学の資格をめぐる問題史編著 放送大学教育振興会(2010年)砂美樹 有斐閣(2003年)の心理療法、ユング心理学+α新書(2004年)析妙木 浩之 教授 科 心理的アセスメントに関する理論と実践、司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開、臨床心理実習、心理実践実習D、心理学研究法特論ほか成瀬 麻夕 専任講師 博士(臨床心理学) 科 臨床心理学特論、心理療法特論ほか研 臨床心理学、認知行動療法内 双極性障害の家族支援や睡眠や対人関係といった生活習慣が気分変動に与える作用機序の研究などのある対象を論文にしていくことを援助する。子どもの心理的表現、青年期の対人関係・心理的特徴、親子関係、中年期の心理的変化等をはじめ、箱庭・描画・コラージュ・夢・文学作品などを対象として選んでもよい。著 ①『寄る辺なき自我の時代』現代書館(2017) ② 『初回面接入門』岩崎学術出版(2009年)1 将来自分がどうなっていきたのかを考えながら、大学院を過ごしてもらいたいと思います。精神分析的、力動的な視点からものを見られるようになるには時間が必要です。2 卒後のトレーニングを含めて、長い間の勉強の始まりだと思ってください。ご自分の研究主題を発見するのも大切な課題です。修士論文の主題は限定しませんが、基本、研究のテーマはその人自身の悩みや発達課題に合わせて考えていくのがよいと思います。私は分析家なので、精神分析的なコメントが多いとは思います。指導を行う範囲等臨床心理学研究科 教員紹介(演習指導)(2023年度実績)

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