東京国際大学大学院案内2024
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1 修士論文作成のための2 指導方針等科 担当科目研 研究分野内 研究内容著 主な著書・論文2 大学院生が必ず理解・習得しなければならない知識として、社会科学の研究方法論を学び、今後の研究および論文執筆の基礎を身につけるように指導します。研 マーケティング戦略論、商業政策論、特許を中心とした知的財産権戦略論(ビジネスモデル構築論)内 ① グローバリズム下における知的財産権分野、特1 マーケティング・流通の研究領域から学生自ら関心のあるテーマを各自選択し、テーマにそって過去の文献レビューを行い、現時点での研究課題を設定する。マーケティング・流通の分野を中心に経営学および関連諸科学の研究成果を踏まえながら、論文についての政策面、制度面、戦略面の理論的課題について執筆して検討を行う。1 経営工学の中でも、経営に関わる多様な対象に関し、数理解析・情報処理・統計学的手法を用いてアプローチするテーマを中心とする。とくに実証データに基づいたLCA(ライフサイクルアセスメント)による政策評価が最も推奨される。学部レベルのコンピュータ・リテラシーと数学および統計学の知識があることが望ましい。2 分析手法は定量分析を基本とする。理論と実証を両輪として研究を進めていくため、必要に応じて文献のみならずフィールド・ワークや社会調査も行う。著 ① 『信託の会計と税務・第2版』税務経理協会1 財務会計や税務会計に関する分野を対象に各自の関心のあるテーマを選んでください。その他関連分野として、作成された財務諸表を活用する財務諸表分析(経営分析)や、作成された財務諸表の信頼性を確かめる会計監査についても、テーマとすることは可能である。いずれにせよ、各院生の興味のあるテーマを選択することができる。研 管理会計研究内 戦略実現のための管理会計システムのあり方につ2 各自の選んだテーマをもとに、1年次から発表・討論を通じて、計画的に論文作成を行うことができるような指導を行う。著 ① 『戦略の業績評価システム』専修大学出版1 管理会計に関連する研究テーマに関連した問題意識を前提に、先行研究に依拠した仮説の設定、検証および検討の方法について指導する。2 管理会計の研究テーマに関連する多角的で具体的なケースの検討を通して、研究テーマを明らかにし、それに応じた妥当な研究方法を指導する。2 ①比較制度分析、進化経済学、複雑系の経済学などの理論、②研究の進め方としてケース・スタディの設計の仕方を学び、さらに③担当者が、具体的にどのように研究しているかを紹介します。1 修士論文の場合には、研究のオリジナリティを強く求めることまではしませんが、先行研究のサーベイは十分にやってもらいます。サーベイにおいても単なる言葉による記述ではなく、簡単なモデルを用いて要点を説明できるように指導します。2 学生各自の関心に応じ、学術的な研究を目指す場合には基本事項に忠実に、実務志向の場合には学術的知見に基づいた応用を心がけてもらいます。著 ① 「経営科学と情報処理(Management Science & Information Processing)(PDF版)」(2022年)著 ① Empirical analysis of the factors affecting FTA utilization by exporting SMEs: Evidence from the South Korean textile industry, East Asian Economic Review, Vol. 26, No. 3, 2023, pp. 227-253.1 グローバルマーケティングと流通の環境変化及び変革の方向を理解してもらいたい。マーケティング分野を中心とする研究課題を設定し、問題意識を持って、参考文献のレビューを行い、仮説の設定と検証の方法を見出して、研究を進めてもらいたい。2 グローバルマーケティング及び流通に関連する文献研究と事例分析を中心に学習と研究を進めてもらい、学習内容と研究課題に応じて、妥当な研究方法と論文作成の基礎を指導する。商学研究科5 ② 企業の起業に関わる制度基盤および市場戦略展著 ① 『戦略的マーケティングの構図』KMS研究会編,同文舘出版,2014年,第Ⅲ部 関連公衆および制度的環境への対応、「第11章 既存制度への対応に関する研究の諸問題」 ② 『ビジネス方法特許〜その戦略的取得と市場戦2 多くの文献研究・事例分析を中心に、マーケティングの諸課題に関わる理論的・現実的課題を拾い上げ、学生諸君自らのアプローチからオリジナルな論文を作成できるように指導する。 ② 「BSCの実践的カスタマイズ」『経営システム』内 日本企業のマーケティング・流通活動に関する研究、多国籍小売企業の創造的適応に関する研究、日本的流通の再生とその課題に関する研究など。著 ① 共著『日系小売企業のアジア展開』中央経済社、 ② 共著『日系小売企業の国際展開』中央経済社 ② 『マーケティング戦略論』原田・三浦編著 芙上野 博 教授 博士(商学) 科 ビジネスモデルマーケティング研究、マーケティ奥 倫陽 教授 博士(商学) 科 管理会計研究、戦略的マネジメントコントロール金 琦 教授 博士(商学) 科 グローバルマーケティング研究、流通論特殊研究研 流通・マーケティング分野(小売業業態の発展プロセスと日本型流通システムの問題と再構築)グローバルマーケティング研究(流通業のグローバル化、大型小売業の国際展開)久米 勉 教授 科 マーケティング研究・マネジメントゲーム研 消費者行動とマーケティング内 消費者行動論著 ① 『マーケティング理論の焦点』 堀越・松尾編 ングマネジメント論特殊研究に特許の政策論および戦略論開上の経営課題略〜』同文館出版、2003年研究、管理会計論特殊研究いて理論的・実証的研究を行っている。(2009年)第24巻2号(2014年)(2017年)(2022年)中央経済社(2016年)鯖田 豊則 教授 科 会計学研究、財務分析研究、会計学特殊研究、租清水 誠 教授 科 ファイナンス研究研 ファイナンス理論内 企業金融、ビジネスサイクルと金融市場著 ① The Present-Value Model of the Exchange Rate with a Persistently Time-Varying Risk Premium: Evidence from the Dollar-Yen Rate, Open Economies Review,2020.宋 俊憲 教授 博士(経営学) 科 国際貿易研究、貿易論特殊研究研 国際貿易内 ①国際貿易投資の実証分析、②通商政策、③WTO・ 蓉書房出版(2008年) ③ 『マーケティング・リボルーション』和田・新倉編 有斐閣(2004年)1 消費者の意思決定問題、流通・マーケティングの諸問題から、各自の問題意識にそった指導をします。文献研究を中心とした理論研究や事例研究、実地調査や仮説検証型の論文でもかまいません。2 まずは、代表的な理論をレビューし、既存研究を踏まえたうえで、自分独自の切り口を見つけてもらいます。取り上げる問題にそって、論証の方法を決めていきます。税法特殊研究研 会計とファイナンス、信託の会計と税務、企業評価内 現行の会計実務、とくにファイナンスや金融商品に関するもので、とりわけ信託の会計や税務を中心に行っている。また、事業承継やM&Aに不可欠な企業評価の研究も行っている。(2016年) ② 『事件に学ぶ監査の役割・ルール』同友館(2013年) ② 「予測可能性と日本の株式市場」『証券経済研究』第104号、pp.79-97(2018年)FTA ② Effects of exchange rates and invoiced currencies on trade: Evidence from South Korea (with Makoto Shimizu),The World Economy, Vol. 45, No. 6, 2022, pp. 1997-2031.1 具体的な研究テーマを決める前に、まず伝統的貿易理論から最新の貿易理論まで、国際貿易の諸理論について理解することが求められます。研究及び修士論文のテーマは、国際貿易投資・WTO・FTA等に関係する分野で自由に選択します。主な研究スタンスは、文献研究を充実にしながら、理筑井 麻紀子 教授 博士(工学) 科 環境経営研究、環境経営特殊研究研 システム科学、LCA(ライフサイクルアセスメン萩本 眞一郎 教授 科 企業者研究、経営学特殊研究研 制度と組織の経済学、比較経営史内 日本における制度と企業の進化、進化経済学を張本 浩 教授 科 応用経営科学研 経営科学、意思決定論内 企業や産業における研究開発投資の傾向と成果に論構築よりも実証分析に重点を置いています。ト)、環境経済学、地域政策内 産業連関分析による環境政策評価、地域政策、観光影響評価著 ① Tsukui, M. & Kagatsume, M. (2017) Repercussion effects of consumption by Chinese, Taiwanese, and Korean tourists in Kyoto: using a regional waste input-output approach, Journal of Economic Structures, doi:10.1186/s40008-017-0099-2 ② Tsukui, M., et al.(2021)The true cost of trade among neighbors: the role of Japanese imports in waste generation in China, Economic Systems Research, DOI: 10.1080/09535314.2021.1971947ベースにした起業家と企業能力の実証研究著 ① 『英国ビジネスの進化―その実証的研究分析(1720〜1994年)』翻訳 文眞堂(2000年2月) ②共著『革新の経営史』有斐閣(1997年)1 Entrepreneurship(起業活動)の実証的な研究を指導します。例えばアメリカの自動車産業や中国の電機産業などのフィールドで、急成長した企業やそれを実現した起業家を具体的に研究します。イノベーションや起業家の能力は、時間を経て特定の経済的な文脈で評価され確定されるからです。テーマは、制度、イノベーション、起業家、能力、戦略等に関係する範囲で自由に選択できます。関する研究 ② 「問題解決技法(Mehtods for Problem Solving)(PDF版)」(2021年) ③ 「Essence of Programming(PDF版)」(2020年) ④ 「労働賃金に対する労働者派遣法の影響に関する定量分析」東京国際大学論叢 経営・経済領域研究 第3号(2019年) ⑤ 「卒業要件の確認スキームとJavaアプリの構築」東京国際大学論叢 人間科学・複合領域研究 第3号(2018年)1 経営科学的分析理論や手法を研究する。例えば、「企業による環境の制御と最適化行動」、「シミュ指導を行う範囲等商学研究科 教員紹介(演習指導)(2023年度実績)

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