東京国際大学大学院案内2024
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プ92 実証分析をもとにした学術論文が書けるように、文献レビューの方法、分析手法の学習、学術論文の書き方について指導する。研 マクロ経済学、医療経済学、数値解析法内 医療・社会保障制度と消費者行動に関する分析、1 国際貿易の理論および貿易統計データを用いた実証分析の指導を行う。伝統的貿易理論、新貿易理論、新々貿易理論の理論的考察と実証分析、地域貿易協定を含むさまざまな貿易政策の効果分析、GATT=WTOといった世界貿易体制の制度的分析を対象とする。著 ① 2022/03「健康とベーシックインカムに関する2 国際経済学の二つの分野、国際貿易論と国際金融論について、様々な現代的問題を解明する理論に基づく分析手法を身につけることが重要である。学術論文指導においては、基礎的理論の理解に基づく適切なテーマ決定、先行研究のレビュー、現状認識、分析の理論的フレームワーク構築、仮説設定と分析手法、分析結果の考察について、学生のレベルに応じて個別に行う。1 現代の経済学に基づいた理論・実証分析の論文指導を行う。テーマ設定、文献サーベイ、実際の分析、執筆・文章の組み立てなど、修士論文を作成するために必要な一連のプロセスを指導していく。学部中級レベルの標準的なマクロ経済学・ミクロ経済学・計量経済学をある程度理解していることを前提とする。2 講義や輪読のようなことはしない。自ら積極的に考え読み計算し悩んだうえで議論するという姿勢を重視したい。研 開発経済学内 農工業の二部門成長モデルの実証分析をしている。また、実際の開発援助のプロジェクトの有効性を検証する方法を研究している。著 “The Agricultural Sector in Thailand’s Middle-Income Stage”, in Maki, Atsushi ed. Poverty, Inequality and Growth in Developing Countries, Routledge, 2015.研 理論経済学、経済統計内 行動経済学の実証を行っています。とくに家計調査によるミクロデータを用いた時間選好率と消費、貯蓄との関係を研究しています。1 移行国においては経済・社会制度改革が、また経済が発展途上にある国においては、①最貧国では 貧困軽減、食糧確保など、②中進国においては所得格差の是正、環境問題などを含む持続的成長に経済学研究科 ③ "Regional trade integration by environmental goods", Journal of Economic Integration Vol.31 No.1, March 2016, pp.1-40. (単著) ④ 『入門 国際貿易』多賀出版(1刷2010年6月, 著 ① 「日本におけるバブル崩壊後の調整に対する政策対応―中間報告―」『金融研究』第19巻第4号,日本銀行金融研究所,2000年(白塚重典・田口博雄との共著) ② 「健全性規制強化の銀行経営に対する影響に関する考察―自己資本比率規制、流動性規制、レバレッジ規制の相互関係について」『法と経営研究』創刊第一号,信山社,2017年(単著、査読付)1 学部中級レベルの標準的なマクロ経済学・ミクロ経済学をある程度理解していることを前提としつつ、金融論の応用を主な対象とします。たとえば、金融システムの安定性と実体経済との関係、金融規制と金融システムの安定との関係といったテーマが挙げられます。2 各自の選んだテーマをもとに、まず修士論文作成のフィージビリティ(先行研究や必要なデータの精査)を検討します。その上で、論文作成に求められる基礎知識を身につけつつ、発表・討論などを行うことを通じて、自主的かつ計画的に論文を作成するように指導します。著 ① 2018/12Happiness Before and After an Election: An Analysis Based on a Daily Sur-vey around Japan's 2009 Election(査読付)共著Japan & The World Economy ② 2018/07 時間選好率および現在バイアス性がオンラインゲーム内コンテンツへの課金行動に与える影響(査読付) 単著 行動経済学 ③ 2015/03 双曲割引下における家計の消費・貯蓄行動(学位論文) 単著 大阪大学リポジトリ1 行動経済学、計量経済学に関わる内容を主な指導範囲とします。とくに個票データを用いたミクロ計量分析に関心がある学生を歓迎します。アンケート調査やインタビューを用いたデータ収集における留意点、データの扱い方等をていねいに指導します。2 大学院生にとって大切なことは、まず基礎的な内容をしっかり身につけることです.自分の専門分森 成城 教授 博士(経済学) 科 日本経済論研究研 プルーデンス政策、金融論、金融政策内 変化を続ける金融システムとプルーデンス政策の関係について研究しています。また、政策担当者としての経験を基に、金融政策、地域金融、保険規制の動向も研究対象としています。盛本 晶子 准教授 科 ミクロ経済学研究、ミクロ経済学研究ワークショッgoods focusing on bilateral tariff rates and regional integration” Asia-Pacific Journal of Regional Science, March 2021. doi: 10.1007/s41685-020-00189-x. (単著)3刷2020年6月)(単著)渡辺 雅仁 准教授 Ph.D. 科 マクロ経済学研究、マクロ経済学研究ワークショップ、マクロ経済学上級研究、共同演習ワークショップ大平 哲 特任教授 科 計量経済学研究、計量経済学研究ワークショップ、弦間 正彦 特任教授 Ph.D. 科 経済開発論研究、経済開発研究ワークショップ研 産性・効率性分析、資源の有効活用に関する研究内 生産性や効率性の違いが発生する理由について定量化して説明する経済分析、水資源の有効活用につながる政策的含意を導入する目的で経済分析を行っている。野が何であっても、マクロ経済学、ミクロ経済学、経済数学、計量経済学の4分野はしっかりと勉強しましょう。所得分配に関する分析、マクロ数量分析の応用厚生分析」(東京国際大学論叢-経済学研究) ② 2017/03「スポーツ経済学研究の展望と課題」(東京国際大学論叢-経済学研究) ③ 2013/04 When Does Improving Individual Health Status Improve the Government Budget Position?(『発展途上国を中心とした経済統計データベース作成と実証的経済分析』、平成22〜24年度「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」研究報告書)計量経済分析上級ワークショップ1 開発経済学の分野での理論モデルの構築、実証分析全般。2 基礎をしっかりと身につけることをまず大事にします。開発経済学の研究では理論、実証、制度など幅広くバランスよく理解したうえで研究をすすめることが肝要です。特定分野の深い知識を身につけると同時に、周辺分野の幅広い知識を大事にする姿勢を重視します。著 ① Smith, R., M. Gemma, K.Palanisami, Profit Based Efficiency Measures, with an Appli-cation to Rice Production in Southern India, Journal of Agricultural Economics, Agricul-tural Economic Association (UK), Volume 62.2, p.340-p.356, June 2011 ② Gemma, M., Y. Tsur, ‘The Stabilization Val-ue of Groundwater and Conjunctive Water Management under Uncertainty’, Review of Agricultural Economics, American Ag-ricultural Economic Association, Vol. 29 Number 3, p.540-p.548, August 2007山本 御稔 特任教授 科 金融経済論研究研 ①投資理論研究、②金融論、③行動経済学内 資産運用に関わる投資理論を計量的、行動経済学的アプローチで分析する。企業年金運用の効率化、ガバナンス整備と企業価値に関連する内容の研究が中心である。向けての政策的努力が続けられている。これらの現状を把握した上で、これらの移行国・途上国が抱える具体的な問題点・開発課題について考察する。著 九州大学大学院経済学会『経済論究』第133号「退職給付制度と投資家の企業価値評価に関する考察」「企業年金ガバナンス」中央経済社 2007年(共著)1 投資理論、行動経済学、コーポレートファイナンス論に基づく、理論・方法を用いたフレームワークで指導を実施する。2 論理がしっかりした論文、社会に付加価値をもたらす論文を目指す。

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