老舗醬油屋×TIU生のコラボ商品「カレーバウム」が販売

2022年12月15日

 「企業研究」(2022年春学期)の授業を通じて、本学の学生と創業200余年の歴史をつむぐ笛木醤油が共同開発したカレーバウム。笛木醤油に併設された「川越バウムLab.」で、期間限定商品(12月9日・10日・11日)として販売されました。

 バウムクーヘンの切り落としと、パイ生地カップに入ったカレーを組み合わせた本商品。小江戸川越の観光客に人気の食べ歩き商品には甘く柔らかいスイーツ系が多いことに着目し、学生たちが考案しました。バウムクーヘンのやさしい甘さにスパイシーなカレーとチーズのトッピングがマッチし、パイ生地のサクサクした食感も楽しめます。

 最初に学生たちが提案した商品は、パイ生地カップではなく餃子の皮から作ったパリパリしたカップにカレーを入れたもの。さらに、トロッとした卵の黄身やラクレットチーズをトッピングしました。しかし実売には「購入客を待たせない工夫」や「衛生面の考慮」なども必要となり、市販のパイ生地カップが利用され、持ち帰り客にも配慮して生卵の黄身はカットされました。店舗のオペレーション上の問題を一つ一つクリアしてく過程からも、学生たちは多くを学ぶことができました。

 販売最終日には学生も店頭に立ち、実際に購入いただいた方に感想を聞き取り調査。「甘くないものが食べたくて、ちょうどよかった」と狙いどおりの声に、大きな手応えを感じていました。
 「川越バウムLab.」からは、「お食事系バウムは他社も商品化しているが、食感のいいカップに入れて添えるというのはいいアイデア。今後もカレーをシチューにするなど、バリエーションをつけて展開していきたい」とのコメントをいただきました。

 「企業研究」の授業では今後も実在企業の事業/商品化プロジェクトに参画しながら、顧客に商品を販売するまでのプロセスを経験的に学修し、企業の実態を学んでいきます。