[人間社会学部]霞ケ関小学校における学生ボランティアを実施
2025年03月26日
人間社会学部福祉心理学科では、2023年4月より川越市立霞ケ関小学校において学生ボランティア活動を実施しています。活動内容と参加者の感想をお伝えします。
◆取り組みについて
心理学等を履修する学生をボランティアとして小中学校等の相談室や保健室に派遣する、川越市教育委員会「スチューデントサポーター派遣事業」をきっかけに始まりました。活動40時間ごとに1単位が認定され、卒業までに最大4単位を取得することが可能です。2024年度は、学生5名が活動に参加しました。小学1年生から6年生までを対象に、各学生が教室での学習支援や、通級指導教室での会話・相談および学習をサポートしています。
◆参加学生の感想
・1年生 男子
児童に勉強を教えて「どの部分が理解できず、つまずいてしまっているのか」「何から教えればいいのか」を深く考える機会になりました。参加してよかったと思っています。ぜひ、さまざまな学生に参加してもらいたいです。
・1年生 男子
素朴な小学生らしい子もいれば、大人っぽい子もいて、子どもに対する価値観が変わり「子どもでも、ひとりの人間なのだ」と思いました。とても良い経験になったと思います。
・2年生 女子
さまざまな子どもと接して「自分に責任能力があれば、もっと色んなことができるのに」と悔しく思うこともありましたが、児童の成長を間近に見られてうれしく思います。自分が目指していく職業へのモチベーションも上がっています。
・3年生 男子
「問題の直接解決は難しくても、話を聞いて先生方につなぐことに意味がある」と考えるようになりました。お兄さん・お姉さんのような立場として、先生とは異なる役割でサポートすることができると感じます。多職種連携の重要さについても実感しました。
◆霞ケ関小学校 担当教諭のコメント
児童たちは、学生ボランティアの方々と話をしたりゲームをしたりすることで笑顔になり、パワーをもらっています。「学生ボランティアが来る日だから学校へ行く」という児童がいるほどです。学生の皆さんとの出会いは児童、保護者、学校の職員にとって、とてもかけがえのないものになっています。皆さんは学生ボランティアですが、霞ケ関小学校の一員です。これからもよろしくお願いします。
この学生ボランティア活動は2025年度も実施予定で、学生ボランティアたちは実施に向けてさらなる準備を進めています。

