[国際関係学部]パラ卓球日本代表 齊藤元希選手による特別講義を実施

2025年10月15日

 国際関係学部国際メディア学科では、9月25日(木)にパリ2024パラリンピック競技大会卓球日本代表の齊藤元希さん(2024年言語コミュニケーション学部卒業)を迎え、特別講義を実施しました。

 齊藤さんは先天性脳性まひによる体幹機能障害と四肢麻痺の障害があるため、車椅子を使って生活しています。中学2年生からパラ卓球を始め、2015年の国際クラス別全日本パラ卓球選手権大会では初出場で4位に入賞。2024年に開催されたパリ2024パラリンピック競技大会では、男子シングルス9位・男子ダブルス5位の成績を収めています。

 講義は、講演と実技の二部構成で実施。講演では、パラリンピックでの経験を語っていただいたほか、マスメディアにおけるパラリンピックの扱いや、パラスポーツの広告表現などについて、当事者の視点からリアルな言葉で紹介いただきました。また、実技パートでは、本学卓球部の有志とのデモンストレーションを披露。返球時の上半身の使い方や、車椅子のタイヤと「一体になって」動くコツなど、技術に関しての解説がありました。

 この特別講義には、国際メディア学科の科目「映像制作Ⅱ」を履修する学生も参加。講演や実技の様子を撮影したほか、学生インタビュアーによる齊藤さんへの取材も行い、その模様もカメラに収めました。学生たちは撮影した映像素材を自ら編集し、1本の作品としてまとめる予定です。

「映像制作Ⅱ」の受講生が撮影した齊藤さん