地域連携による不登校予防支援プロジェクト

現代GPとは
全国600の大学等の取り組みから選ばれた社会へのすぐれた教育をサポートするプロジェクト

現代GPとは

全国600の大学・短期大学・高等専門学校の取り組みから選ばれた現代社会へのすぐれた教育をサポートするプロジェクト

現代GPとはGood Practice(優れた取り組み)の略から作られた言葉で、文部科学省が、全国の大学・短期大学・高等専門学校で取り組んでいるすぐれた教育プログラムを支援するプロジェクトのことです。また、現代GPに選ばれることにより、その取り組みが社会に広く認知されることになり、他の大学等の模範教育となることによって大学教育改革が促進されています。
すぐれた取り組みを意味するGPは、近年、国際機関の報告書などで幅広く使われており、外国の大学教育改革でも注目されている言葉です。
社会の課題に対応する教育プログラムの支援プロジェクトとして、現代GPは今後、教育の更なる活性化を目的としています。

現代GPにおける平成19年度テーマと選定

現代GPでは、毎年、現代教育に必要と考えられるテーマがいくつか選ばれます。
平成19年度のテーマは下記の6つのテーマです。

  1. 「地域活性化への貢献(地元型)」
  2. 「地域活性化への貢献(広域型)」
  3. 「知的財産・コンテンツ関連教育の推進」
  4. 「持続可能な社会につながる環境教育の推進」
  5. 「実践的総合キャリア教育の推進」
  6. 「教育効果向上のためのICT活用教育の推進」

東京国際大学の人間社会学部では、「地域連携による不登校予防プロジェクト」において、
現代GPの6つのテーマのうち「地域活性化への貢献(地元型)」ですぐれた教育プログラムとの高い評価を得て、現代GPに選ばれました。
現代GPの選定基準は厳しく、平成19年度では全国600の大学等が申し込み、選定されたのは東京国際大学を含むわずか119件でした。

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「地域連携による不登校予防プロジェクト」が採択された理由  -文部科学省の選定理由原文-

本取組は、「子どもに優しい地域づくりの推進」というコンセプトで、ボランティア活動を通じて地域に貢献できる学生の育成とともに、地域と連携して社会的課題である不登校の予防と支援を行うものです。
平成15年からの活動実績をもとに、(1)不登校児童・生徒の支援、(2)不登校予防プログラム開発とデータベース化、(3)ボランティア学生の人材育成と3つを柱にしたプロジェクトは現代の社会的ニーズにマッチした企画として高く評価できます。

取組の実施に当たって、明確なプロセスが示されているとともに、地元の教育委員会との連携も図られており評価できます。

不登校児童の家庭へ第三者(学生)が直接訪問するという取組はユニークなものであり、成果が期待される一方、派遣学生によるトラブル事故などに際してのリスクマネジメントは、規模の拡大とともにより一層の配慮が求められます。
この観点からも、今後は評価体制の強化が求められます。
スチューデント・サポーター活動の事後評価を徹底するともに、外部評価の充実を図る必要があります。
この問題は全国的な拡がりを持つ課題であることから、川越市職員や地域団体の関係者以外にも不登校問題の有識者を加え、この成果が他地域へ拡がることを期待します。

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